標高716メートルの八幡岳中腹にあるため池の岸辺に、一本の大きな山桜があります。
樹齢は百年以上。土地の人は「ジラカンス桜」と名付け、大事に見守ってきました。
この桜が広く知られるようになったのは、つい最近のことです。ため池に映る満開の桜の美しい姿を見ようと、最近では武雄市内だけではなく、佐賀県内各地から、またお隣の福岡県や長崎県などからも見物に来る人が増えています。
満開時の夜間には、ライトアップで浮かび上がった幻想的な桜を楽しむこともできます。
佐賀県立自然公園の八幡岳南斜面の棚田や山々の自然に抱かれた小さな山村にあるのですが、この地区と一体となった八幡岳や眉山には、夏の間キャンプ場も開設されます。気候条件が合えば、ふもとの川古盆地をすっぽりと覆う雲海を楽しむこともできます。
ジラカンス桜満開の見ごろは、その年の気温の状況によっても変わりますが、だいたいは4月初旬です。桜のすぐそばまで車で登れますが、昼間なら麓の若木公民館や大楠公園の駐車場に車を置いて、片道およそ1時間の登山気分を満喫しながら訪ねることをお勧めします。開花のころにはユニークな案山子の道案内が導いてくれます。
ジラカンス桜の開花情報は若木公民館までお問合せください。(土日祝日閉館)
JR九州武雄温泉駅から昭和バスと祐徳バスが若木町の中心地まで運行しています。
便数が少ないことと日祝は運休するので、事前確認をお勧めします。
Infomation
佐賀県武雄市若木町本部14500-1
なし
日本語
なし
若木公民館 0954-26-2004